代替燃料としての水素燃料電池の使い方

自動車の排気ガスは環境汚染の大きな要因の一つです。燃料であるガソリンや軽油が燃焼する際に環境汚染物質が発生するのです。そこで代替燃料として注目されているのが水素です。水素と酸素を反応させると発電し水が発生します。この仕組みを利用して電気を作り出すのが燃料電池なのです。
乾電池は使い捨てですよね。ニッケル水素電池は充電すれば繰り返し使えます。そして水素燃料電池はどちらとも違い、水素という燃料を補給し続ければ自力で発電し続けるものです。
燃料電池の最大のメリットは、環境汚染物質をほとんど出さないクリーンなエネルギーであることです。地球温暖化を引き起こす二酸化炭素や大気汚染物質である窒素酸化物などが発生しません。
燃料電池自動車は、水素と酸素で発電したエネルギーを利用してモーターを回し走ります。走行時に排出されるのは水のみ。排気ガスゼロの究極のエコカーと言えます。
燃料の補給には水素ステーションが必要です。ガソリンスタンドのようなもので、工場で製造された水素をステーションに運んでくる方法と、ステーションで他の燃料を改質して水素を作る方法とがあります。燃料電池自動車はその水素ステーションで水素を補給し、車内のタンクに貯蔵します。そして外の空気の中の酸素と反応させながらエネルギーを生み出し、走るのです。
現在は実証実験が行われ、一部で実用化もされていますが、一般に普及するにはまだまだ高価過ぎるのが現状です。しかし国は2025年ごろまでにハイブリッド車と同じくらいの価格になるよう補助金を出すことを計画中で、また企業も近い将来手頃な価格で量産できるよう努力を重ねています。

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